これは悪魔払いの伝統行事で、江戸時代の末期にコレラが広がった時に地元の和尚がお経の一つである「大般若経」を背負って家を回ったところ、被害がなくなったことがきっかけとされていて、毎年2月の第4日曜日に行われています。
おしろいに赤い口紅を塗った男性47人は雷不動真蔵院の大般若経が600巻納められた箱を担ぎ、午前9時から午後5時まで区内のおよそ500軒の民家などを「おめでとう」と叫びながら1軒1軒、お札や厄よけの黄色い布を配って回りました。
http://youtu.be/rcbwgIGuDTY
《関連資料》
http://members2.jcom.home.ne.jp/ichikondo/02%20daihanya.html
大般若経の除災招福のご利益と雷不動明王の諸悪魔降伏の威光を兼ね備えた由緒ある伝統行事だが、紅白粉をつけ、女物の長襦袢で女装した若衆が、大般若経600巻を100巻づつ入れた経箱を寺から担ぎ出し、町内各戸を走り廻って悪魔払いをするところに特徴がある。家々では玄関先に莚を引き、酒肴の用意をしてこの集団を歓迎する。口々に「おめでとう御座い」とさけぶのは、大般若会が正月行事だった名残だ。